2004年1月10日(土)-11日(日)

スノーボード日帰り2連発

上越国際/アルツ磐梯




 めずらしく、スノーボードのレポをアップしてみる。ゲレンデにデジカメを持っていかないので画像がないから普段はネタにしないのだが、今回は長文テキストがあるので使う。これは某メーリングリストに投稿した内容を再利用したもの。

 また、画像はあえて小さいものを使用している。

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1月10日(土)

上越国際スキー場前駅のアネックス前駐車場にて。

この駐車場、本当は日帰り客用じゃないかもしれないが、クーポン券を見せたら停めさせてくれた。

 前日の金曜、職場に取引先の担当者の上司が来ていて、その若い担当者がスノーボードで背中を打って3ヶ月入院となったため、しばらく上司のほうが担当する旨を伝えていった。詳しい状況は不明だが、そんなことを聞いた直後だったので少しテンション下がり気味だった。

 仮眠から起きて準備をしながら、予定時間3:30にkonokida氏へ電話してみるとすでに到着していた。白のミッドシップ・オープンスポーツ。リアのエンジンフードの上に特製キャリアがあり、そこにボードケースをくくり付けてあった。荷物スペースのない2シーターならでは知恵だ。

 駐車場をオレの車と入れ替えて出発。石神井のかず氏をピックアップして、練馬ICから関越道へ。この時点でもゲレンデは決定していなかった。

 途中の上里SAで吉牛並み(もちろん特盛は販売中止)を食いつつ、割引券シートを見ながらゲレンデ選び。しばらく悩んだ後、かず氏の一言で「上越国際」に決定。「リフト1日券+ランチ+ドリンク+駐車場無料」のセット割引券にすることも同時に決まった。

 オレ的には、慣れないスタッドレスで一般道を延々と走る尾瀬方面に行くよりも、上国ならICから近くて好都合。それに翌日のこともあるから、早く帰れそうな場所だ。

 塩沢石内ICで降りても、道路にはまったく雪がなかった。今回もまたスタッドレスの性能を試す機会がなかった。何度も道路脇の雪に突っ込んでみたいと思ったことか。

 ゲレンデ駐車場で着替えてたら、かず氏はヘルメット。カッコいい。本人に聞くと、キッカーやパイプのためではないという。その考えはオレも同感だ。

 この時は快晴だったが、天気予報では下り坂で雨か雪になるという。雨?こんな時は防寒対策に困る。

 チケット売り場で割引券に名前を書くという面倒な手間を経てセット券を入手。準備が整ったのはちょうど8:00だった。オレのは古いステップインブーツなので、ヒモ締めが異常に時間がかかる。かず/konokida両氏には先に行ってもらった。ここから個人行動。

 上国ならではの複雑なリフトを乗り継ぎ、目的地の最上部・当間ゲレンデへ向かうと、朝一のせいか人が少ない。駐車場は車がいっぱいだったのに、ゲレンデはなぜか閑散としていた。

 コース上はどこもかしこもピステン跡ばかりで未圧雪斜面は皆無。それもコースに何本かの段差ができているピステン跡がそのまま固くなっていた。カービングでスピードに乗ると固い段差で跳ねて怖い。テンション上がらないまま、スピードは控えめ。固い斜面で抑えた滑りをすると、あっという間に腿の筋肉が使い物にならなくなる。

 おまけに、雪が少ないせいで、当間から大沢へ抜ける迂回コースがまったく平地になっていて、しばらく歩き続けた。すでに体力ゼロ。

 頂上付近の雪は固いが、ベース付近では融けて重い。コースコンディションとしてはあまり良くなかった。

 この頃にはどこのコースも人であふれていた。さすが3連休。朝一を過ぎると、ウザイくらいに人だらけ。早めに昼メシ集合場所に行って休憩とした。

 そのうち集合時間通りに両氏が到着してメシ。ランチ券で食うことができる最高値品「越後もち豚のロースカツカレー 1200円」を選ぶと、これがなかなかの味。ゲレ食のカレーとしては上等。かず氏は豪快に生ジョッキで「ぷは〜」とやっていた。

 眠気と筋肉痛と闘いながら、一番遅れて食堂を出るともうあまり時間がない。それでも比較的人の少ない当間に向かったが、途中で時間が足りないことに気づき、断念して戻ることにした。

 集合時間を15:30に決めたのはオレだが、もっと遅い時間にすれば良かったと後悔した。

 すると当間方面から戻るリフトはひどい待ち行列だった。それでも他にルートがないので並ぶしかない。ベースに戻るにはまだまだ何度も上り下りがあるから、これでは集合時間遅れてしまう。

 最後のリフトも待ち行列がひどく、こんなの待てんなと思っていたら、脇から滑り降りて行く人がいた。迂回する林間コースがあったのだ。狭い緩斜面を目一杯ちょっかり。コケたら歩かなくてはならないので、慎重かつ正確に歩く人を避けながら。

 ベースの集合場所に少し遅れて到着すると、両氏はすでに到着済み。車に戻って着替えをして、帰りの温泉をナビで探すが良さそうなところがない。結局、そのまま高速に乗ってしまった。

 渋滞は最後の練馬IC出口で少しあっただけ。早出したおかげで関越出口の渋滞もたいしたことなかった。いつもなら風呂入って晩メシ食って、ゆっくり帰ることで渋滞が終わった後に帰るのだが。

 練馬で給油してからコンビニ駐車場で清算し、かず氏を家の前で降ろし、帰路へ。

 自宅着は19:30。こんな早くに戻ったのは初めてだった。konokida氏と別れ、荷物を片付けて翌日の準備。メシ食って、珍しく自宅風呂に浸かってから寝た。

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1月11日(日)

アルツ磐梯ベース前のセンター駐車場に停められなかったので、少し離れた駐車場に停めた。

ロッジ&セミナーアルツ前の駐車場にて。

 翌日曜もオレの車が出動した。

 メンバーは男3人女2人。そのうちスノーボード3人、ショートスキー2人。5人なのは途中から車2台のため。前日と同じように友人がウチに来て、駐車場の車を入れ替えて出発。目的地はあらかじめ決めてあった「アルツ磐梯」。

 外環・大泉ICを経由して、東北道を北上して郡山JCTから磐越道というルートだ。遠い道のりだが、オレの車を何度も運転しているヤツがいるので、気軽に交代してもらえるからラクだ。

 東京からすでに風が強かった。強風のため80km/h規制。さらに那須のあたりから雪が降り出した。それも横から吹雪のように。すぐに50km/h規制になった。磐越道に入って磐梯山に近づくと路面は真っ白。凍った路面に薄く雪が積もった状態で、非常に滑りやすい。あまりの強風でリフトが停まるんじゃないかとゲレンデに電話すると、動かす予定だという。

 もともと遅れての出発のうえに氷雪路でさらに遅くなり、ベース前の駐車場に入れないため別の駐車場に停めた。前もってWebで申し込んであるアルツの割引会員カードを受け取りに窓口へ行くと大行列ができていた。

 という感じで、ずいぶん遅れてのスタートのうえに、リフト待ちが多く、さらに横なぐりの吹雪が強く、おまけに昼メシあとに眠ってしまい、まともに滑った本数少ないままでリフト終了の時間になってしまった。

 といっても、疲労と筋肉痛のためにほとんどまともなフォームで滑ることができなくて、このくらいの時間で良かった。

 離れた駐車場だったために、リフトが停まるとシャトルバスで戻るしかない。その最後のリフトになんとかギリギリ間に合うと、駐車場までのコースは他に誰もいなかった。

 夕闇が迫っていて、ナイター照明が照らす粉雪が横から吹き付ける中を滑っていくのは幻想的な光景だった。

 福島はとにかく雪質がまったく違う。片栗粉のようにサラサラの雪ばかり。どこでも踏むだけで「キュッキュッ」と鳴る。オレが日帰りなのに無理してでも裏磐梯エリアに行くのはこのためだ。

 またアルツはあちこちに未圧雪コースがあって、人に踏み荒らされた後とはいっても、ふかふかの中に突っ込んで行くのは楽しい。

 帰りはゲレンデ近くの温泉入って休憩所で仮眠して、ファミレスでメシ食ってきたので、東京に入ったのはとっくに日付が替わってから。

 さらに各地に寄って人を降ろしてから、中野の洗車場業者で洗車。洗車代は同乗者が割り勘にしてくれたので、ボディ下回りも含めてしっかり洗ってもらった。

 自宅着は4時近く。

 荷物を片付けると、死んだように眠った。




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