2003年7月5日(土)〜6日(日)

バス釣り−高滝ダムほか房総各地

房総半島(千葉県):高滝ダム/岩熊堰/某野池/




 前々週に43cmの自己記録が出たのをいいことに、前週も大物を狙っていたのだが亀山でもなかなかサイズが出なかった。そこで房総に詳しい知人のH氏に聞いてみると、高滝ならサイズが狙えるとか。

 というわけで、高滝ダムに向かうことにした。だが高滝は初めての場所であり、唯一の情報はH氏の「周囲がほとんど護岸されているから陸っぱりはどこでもOK。だがアオコが出ているせいか非常にシブい」ことだけ。

 たまたま持っていた「関東ブラックバスつり場ガイド」とかいう本の情報によると、上流域がいいらしい。そこでなんとなく上流へ向かうことにした。

 自宅出発は深夜0時。一般道だけを走り、高滝周辺に着いたのが3:30だった。

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上流周辺を回ってみると駐車場と公園らしき場所を見つけた。

「水上テラスとつり広場」という名称だった。
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ここなら水道でコンタクトレンズの装着もできる。

駐車場で仮眠。
…のつもりだったが、寝付けないまま明るくなりはじめた。
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これが水上テラスらしい。

まだ日の出前なのに、すでに陸っぱりバサーが数人きていた。
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公園駐車場そば、万田野川の「さわがわ橋」という名称の橋。

水質はコーヒー牛乳色のマッディーアオコもけっこう出ていた。
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橋をくぐった先の場所。

生き物が多そうなシャローのワンドがあり、
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護岸された足場もある。

このあたりでいろいろ試すことにした。
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やはり人気の場所らしく、ボートも陸っぱりも多い。

アオコのせいなのか、人が多すぎるのか、誰も釣れていない。
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さっぱり反応がないので戻ろうとした時、岸に近いシャローに大きな魚らしき姿が見えたような気がした。

コイだろうと思ったが、とりあえずスピナーベイトをキャストしてみた。
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コイではなくバスだった!

スピナーベイトを寄せてから近くでフォールさせたら、ガツンッというアタリ。バシャッという水しぶきからも大物だとわかった。

しかしそれほど引かないまま、岸までずり上げた。
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護岸まで高さがあるので下に降りたら、ドロドロのぬかるみ。

普段の陸っぱりは長靴をはいているのだが、コンクリ護岸だからとスニーカーのままだった。
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岸に上がったとたんにバスが暴れて、よけい泥だらけになった。

スニーカーも手も、暴れるバスからの泥はねでTシャツも泥だらけになりながら、なんとか引き上げた。

うひ〜、重い!
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計ってみると、48cm!

自己記録を更新した!

泥だらけになったせいか、コンクリ上で暴れたせいか、リリースしたあと動かず弱ってしまった。 しばらくしたら泳ぎだして安心。
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ワイヤーが曲がってしまったKEITECHカスタムスピナーベイト9g。トレーラーフックとトレーラーワーム付き。

愛用しているハーフサイズのスピナベ。っていうかスピナベはこれしか持っていない。
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この後、護岸をあちこち歩きまわったのだが、すっかり陽が出て暑い。

釣れる気配もまったくなし。しばらく昼寝することにした。


 水位監視塔?の日陰になっているところでコンクリ護岸に寝転がって昼寝。日陰が動くと自分も移動して。少し風があったので暑くはなかった。

 1時間ほどして起きて、しばらく湖面を見て考えていたのだが、どうにも釣れる気がしない。それに大物を釣り上げたので満足していたらしい。この時点で高滝は終了して移動することにした。腹もへっていたし。

 いつもお世話になっている例のページに載っていて気になっていた場所へ向かった。

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岩熊堰に到着。

Webの情報とは違って、きれいに護岸された親水公園風になっていた。
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もちろん駐車場も整備されていた。

ここで湯を沸かし、カップ焼きそばを作って昼食。
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すぐそばにちゃんとした駐車場があるにもかかわらず路上駐車するバサーたち。

こういうところでマナーの悪さを露呈して、評判を悪くしていることに気づいていないのだろうか。
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案内看板には「ふるさと水と土ふれあい事業」とあり、施工が14年3月と書かれてあった。1年ちょっと前に護岸工事があったのだろう。バスはいるのか?

少なくとも釣り禁止ではなさそうだ。陸っぱりバサーも多いし。
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意外と簡単にコバスが釣れた。

18cm。

水がきれいな場所では見えバスの姿もあり、魚影は濃いらしい。
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SAWAMURAバレット(細いタイプ)、ノーシンカー。

岸際に落として釣れた。
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奥のほうの岸際でも釣れた。

24cm。

このあとも20cm台のコバスが釣れて、計8尾くらい。
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ゲリヤマ3インチグラブ、ノーシンカー。
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SAWAMURAバレット(短いタイプ)、ノーシンカー。
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小型のミノーでも。


 夕方になり、スレてしまったのかパタリと釣れなくなった。見えコバスが途中まで追ってくるのだが、見切られるようになったみたい。

 雲行きが怪しくなってきたので、とりあえず納竿

 実は、携帯メールのやりとりをして、人と会うことになったのだ。袖ケ浦市在住のT氏。ボクのWebページを見て質問メールを送ってきたことから最近知り合いになり、房総のバス釣りについてメールで情報交換をしていた。この日仕事が終わったあとで会いましょうといういうことになった。

 袖ケ浦市のある公園の駐車場で待ち合わせをして、初対面のあいさつ。しばらくバス釣り談義をしたあと、これから夜釣りに行くことになった。

 近くの釣り道具店でヘッドライト(最近流行りのLEDタイプ)を2人とも購入して、とある場所へ。

 バスの夜釣りは初めての体験だったので、ちと興奮。ルアーやワームが見えないためアタリに神経を集中させて、小雨が降り出してもしばらく試したのだが、釣れず。ギルっぽいアタリを感じただけ。スピナーベイトやバズベイトをベイトリールで投げていたのだが、着水タイミングが判らず何度もバックラッシュさせたり。これはそのうちなんとなく音でタイミングが判るようになった。

  T氏はトップを狙っていて、ホッパーにバフォッと出たがアワせ損ねたらしい。突然でアセってしまったのだとか。

 岩場から、少し離れた草むらへ移動。背の丈ほどもある草をかき分けて進む。ボクは長靴を履いていたので平気だが、T氏は短パンにブーツで脛が剥き出し状態。いかにもヘビが出そうで感じだったのに、先に進んで前へ前へと草を倒しながら進んだ。

 やっとのことで進んだ先に水辺が見えたのだが、湿原のようになっていて水際まで近寄れない。試しに1キャストしてみると届くあたりの水中は水草だらけで釣りにならない。苦労してここまで歩いてきたのに、後ろ髪ひかれる思いで納竿とした。

 移動してファミレスで夕食を食べつつ、話しをする。小さい頃はこの辺りでよくバス釣りをしていたが、しばらくやめていて、最近復活したのだとか。

 近隣の情報を教えてもらったあと、また一緒に釣行しましょうと言って別れた。

 ボクは近くの「小櫃堰公園」の駐車場で車中泊(何度か来たことがある)。小雨が降ったり止んだりして、翌日も天気が悪そうだった。

 考えてみれば、前夜から徹夜で釣行して、あちこち移動しまくったせいで、非常に疲れていた。早朝には起きれないような気がしていた。

【本日の釣果】
 高滝ダム…1尾
 岩熊堰…8尾
 某野池…0尾
 計…9尾

 【翌日へ】




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